2017年6月6日火曜日

ゲーム感想その9

ゲームの感想置き場その9です。

ジャンルごっちゃ、ネタバレ多数です。辛口なこともあります。ご注意ください。

今回は「FINAL FANTASY Ⅻ」「FINAL FANTASY ⅩⅢ」「FINAL FANTASY ⅩⅢ-2」「LIGHTNING RETURNS FINAL FANTASY ⅩⅢ」

続きからです。









「FINAL FANTASY Ⅻ」

国同士の計略、戦争と協定。
夫が戦争で死んだアーシェ。兄を戦争で失ったヴァン。戦争は人々の生活に暗い影を落としています。主人公のヴァンは偶然に出会った王女アーシェの故国の復興と大切な人の敵討ちの旅に同行することになります。

一言で感想を言えば、「わっかんないなー!」です。
政治の話をやりたいなら、もうちょっと政治に近いところに視点を作ってほしかった。
基本的には視点はヴァンのパーティから離れないので、こうなると「物語の主人公」バルフレアを愛せるかどうかで、物語の好き嫌いが分かれるのでは。
ヴァンに対して「昔の自分に似ている」と思っていても、彼がなんでヴァンと一緒にいるかわからないし、アーシェはなんでバルフレアを好きになったのかわからないと、この物語はなんだかとっても、筋が通ってないように感じます。

亜人が多く、特に序盤のラバナスタの街の活気ある描写には心が躍りました。広い世界なんだ、ここから冒険が始まるんだ!と感じたことを覚えています。
でも、それぞれのコミュニティがある割には、政治的な絡みがほとんど見られないなあ。ヒト族が勝手に王権争いしているのどんな風に見ているのかも分からなかった。獲得権益に興味ないのかな?亜人は戦争に参加しない協定とかあるのかな?読み取れなかったけれど。

世界観面白そうだな、歴史ももっと深そうだな、と思いつつ、そこまでのテキストが無かった…設定資料集などを集めて、読み解いていったら面白いのかもしれないけど、何分ストーリーが肌に合わないので、そこまで深堀りしようと思えない、ちょっと残念な思い出のある一本。


「FINAL FANTASY ⅩⅢ」

「コクーン」と呼ばれる天空に浮かぶ島で暮らす人々。外の世界「パルス」は地獄だと信じられており、外の世界に捨てられる「パージ」されるということは、人生の終わりを指していた。
しかしある日パルスからファルシ(神様のようなもの?)がやってきて、その区域ごと、その場にいた人間はパージされることになる。妹がパージされる姉、ライトニングと、妹の婚約者、スノウを中心に、ファルシとルシ、そして人間たちの世界を巻き込んだ旅が始まる、というストーリー。

もしくは「いきなりよくわからない力をよくわからない存在に無理やり移植させられて、そのせいで政府から追われる身になったので逃げようと思ったが、このよくわからない力の代償によくわからない存在のよくわからない願いを叶えないと魔物にされてしまう。魔物になるのは嫌だけど、そもそもよくわからない存在の願いって一体なんだ」というストーリー。
うん、理解を越えている。この「理解を越えている」という感覚は最後まで続きます。

さらに、生活感が全然ないのが残念。「ルシ」という特性を得てしまったからシステム上しょうがないのかもしれないけれど、町の探索や人々との触れ合いは殆ど描かれません。だからその世界でどんな人々が生きてきたのか、生きているのかは、殆どわからない。
生きていて世界のことなんでもわかるか、というと人生のうちでわからないことの方が多いし、そんな中の五里霧中で突き進む物語を描きたかったのか、というと、ちょっと違うように思います。
この世界を考えた人も、あんまり他人に理解してほしいとも思ってないんじゃないかな…と感じた一本。


「FINAL FANTASY ⅩⅢ-2」

FF13の続編。前作で序盤にクリスタル化したライトニングの妹、セラが主人公。
13本編ではエンディングでライトニングもスノウも助かったはずなのに、なぜかどこにもいないし、自分の記憶と周りの人たちの記憶がかみ合わない。そんな思いを抱いていたセラですが、ある日謎の青年ノエルに「過去が改変されている」と教えられます。だからタイムストラベルして過去改変を阻止し、ライトニングを助けてついでに世界の未来も救っちゃおうぜ!というストーリー。

前作にはなかったコクーンに生きる人々の暮らしなどの生活感、いろんな時代に生きてきた人々の暮らしなどが描かれていて、ああ、人の住む世界があったのね、と感じる作品。
前作はパーティーメンバー以外ほとんど人がいなかったから…

でも、お姉さんのライトニングは女性軍人だったけれどルシになって人々の暮らしを守ったかと思ったら女神に呼ばれて世界を守る戦いをしていて、妹を終わらせないためにクリスタルになって長い眠りについて、一方妹はなんの変哲もない少女だったはずなのに、いきなりルシにされて他のルシを集めたと思ったらクリスタル化して、それが解けたと思ったらタイムトラベルの素養を宿し、タイムパラドックスを解決したら今度は一人の少女にしか顕れなかったはずの女神エトロの瞳が命を蝕んで命を落とすが、それは全部セラ自身がわかっていたことなんだ、という。
設定盛りすぎで消化不良です。もうちょっとシンプルでもいいと思う。


「LIGHTNING RETURNS FINAL FANTASY ⅩⅢ」 

戦闘が難しすぎて無理だった…

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