2017年6月4日日曜日

ゲーム感想 その7

ゲーム感想置き場その7です。

ジャンルごった、ネタバレ多数です。たまに辛口なこともあります。ご注意ください。

今回は「Steins;Gate」「アルカナ・ファミリア-La storia della Arcana Famiglia-」「アルカナ・ファミリア 幽霊船の魔術師」

続きからです







「Steins;Gate」

「未来ガジェット」と呼ぶよくわからないものを生産するサークルを主催する、主人公の岡部倫太郎は偶然にも電子レンジで過去にメールを送信することに成功する(過去に送れていることがわかるのはもう少しあと)。
その矢先、タイムマシン研究の講演を聞きに行った岡部は天才少女牧瀬紅莉栖の死体を発見してしまい、友人にメールを送ったが、その瞬間から岡部の世界は自分の認識から少しずれていき…というストーリー。
どこまで伏線なのか?どこまで陰謀なのか?どこまで真実でどこから虚構(物語上の設定)なのか?ストーリーも設定も複雑で難解ですが、伏線に気づいたとき、ストーリーがつながった時は本当に面白い!と感じます。

ゲームの進行は最初は楽しいけれど、膨大なテキストの日常パートです。次は延々と流れる「助けられない」日々です。その後で、ヒロインたちの個別のエピソードに入ります。といっても、主人公の行動が関係してくるのはクリスくらいで、他のヒロインたちは、岡部の時間旅行の過程でエンディングを迎えるかどうかが決定します。

すごく引き込まれるお話なんですが、ただちょっと、怖いですね…突き落としてしまった幼女とか、「失敗した」手紙とか。こういうのもホラー要素というのかな。
岡部が「諦め」ないと、結ばれない少女たちもかわいそう。
誰かを犠牲にして成し遂げる恋かー。それを良しとするかは人によって分かれるところなんだと思いますが、私はやっぱりクリスを選ぶかなあ…「みんな助かる」のは、ハピエン厨としてはとても大きい。
これも最後は、ああ、良かった!で終えられるのもとても好きです。


「アルカナ・ファミリア-La storia della Arcana Famiglia-」

イタリア(っぽい)島、レガーロ島を守る自警組織「アルカナ・ファミリア」
主人公フェリチータはそのボス(パーパ)の一人娘で、パーパの持つタロッコから「恋人たち」の「心を読み取る力」を宿しており、ファミリアの一員として活動している。
ある日パーパが「アルカナ・デュエロ(バトルトーナメント)を行う!」と宣言し、優勝者にはパーパの座とフェリチータの伴侶になる権利を与えられることになる。嫌だったら、自分が優勝するしかない。…というストーリー。

システム上、フェリチータの力を使って常にキャラクターの心を読むことができるんですけど、これって心を読むのを、ファミリアのみんなが許してくれているっていうことなんだなー、と思うと、みんな懐が深い!
ノヴァとかは「あんまり読むな」と助言してくれますが、「心を読まれるから」で避ける人がいないというのはけっこうすごいことだよー。

ファミリアのみんなも仲が良くて、和みます。攻略キャラにスキンヘッドとか、40過ぎているおじさんとかいるのも「…新しいな!」という感じでした。親子がいるのにもびっくりしたなあ。
あとごはんの描写がおいしそうで、イタリア料理が食べたくなりました。特にラザニア。


「アルカナ・ファミリア 幽霊船の魔術師」

アルカナファミリアの続編。本編でフェリチータがドンナになった後のお話。突如島の近海に現れた幽霊船。時期を同じくしてファミリアの屋敷には強盗が押し入り、タロッコとフェリチータを盗んでいきます。
前作攻略キャラ七人はタロッコとフェリチータを奪還するため、幽霊船に乗り込むのでした、というストーリー。

今作で初登場新キャラのアッシュが、フェリチータの心を読む能力に真っ向から反発しているところが、うん、普通そうだよね…と思いました。ファミリアのみんなが特別なんだよー。

あとはジョーリィがすごく面白いことになっていた…ああ、この人は若い恋人のいるおじさんなんだな、と思いました。

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