2016年2月7日日曜日

読書録1

・しないことリスト
ものすごい共感した…
特に「お金で解決しない」の理不尽なループの話。ほんと、意味のない堂々巡りにはまってるな、と思います。私も平日なんて仕事以外に予定入れる余裕ないし、土日は一日寝て、一日掃除する感じ。生活まわってない。って思って、そうか、やっぱり私、人よりずっと体力ないんだ、と深い気づきを得ましたね。自分のペースにあった暮らしを、私も見つけないと。
この本は本当に、社会に感じる違和感となじめずに毎日早起きしてパリッとした服を着て会社に行くのがとても苦痛で、もう何も興味を持てない、と思っている人におすすめです。私だけじゃないんだ、とちょっとラクになります。

とりあえず手始めにメモを残してみようと思い、今週読んだ本の内容を思い返しつつ、アウトプットしてみます。これが今回の記事です。

・秘密の地下世界
パリって昔は石灰石を採掘していて、その採掘跡が今も残ってるらしい…
ルイ十六世が市街の崩落を受けて、採掘跡の地図作成を命じて、今もその地図を基に補強工事を行っているとか。パリの地下といえばカタコンベが有名だけど、採掘跡もあるんだな~

それだけでなくて、いろいろな国の貯水庫や地下の流通路、洞窟なども紹介されていて、世の中には私の想像も及ばない人生がある…と思った。
もう一つすごいと思ったのが、メキシコの水晶の洞窟。にょきにょき水晶が縦横無尽に生えた洞窟で、写真でも人が水晶をよじ登ってるので、その大きさが少しわかる。火山でじっくり温められてできたらしいけれど、地球ってすごいな。冒険家でもないと行けない(危ない)だろうけど、一度見てみたいなー。

・鉱物レシピ
著者の方は相当な鉱物好きなんだな、というのが第一の感想。
種類とかそれぞれの組成とか利用方法とか、一つ一つの知識は基本的なものなのかもしれないけど、全部習得するには年月かけてるだろうな。好きを仕事にするって、そういうことなのかもしれないな、と思いました。人生の中で一番時間を費やせるもので収益を得る方法を見つける。
以前は理科の先生で、今は鉱物カフェを開いているとのこと。開けるのは月に数回で完全予約制のようですが、これを聞いただけでもいろんな苦労があっただろうな、と思いますね!想像でしかないけど!

本の内容では、蛍石がどうやると光るのか、やっと謎が解けました。光んないな、と私も思ってた(笑)
熱する(ねっする)と光るんだそうです。(最初、じゅくすると読んで、採掘から時間がたつと光るようになるのかと思った。)でも、加熱すると弾けて砕けて、元には戻らないようなので、危ないしもったいないし、自分で試すのちょっとハードル高い…ちなみに蛍石の加工にはニッパーが便利らしい。八面体とか、自分でできる気全然しないけど。
あとは硫酸銅って今は学校で結晶化の実験できないらしい、っていうのがショックだった。ジェネレーションギャップ!私中学でやったよー。でも気化するし危なくないかな、とは思ってたー。

・庭猫
写真家である著者さんが、実家の庭に猫が来る猫を撮った写真集。網戸にびょーんとくっついた猫の写真がかわいい!
外猫二匹、家猫一匹、ご両親が餌をあげているようで、夏の日も雪の日も、日常の姿が写真に収められています。
「両親は庭の世話をするように、猫の世話をする」っていう一文がなんだか心にしみました。
写真からお庭だけ見ても、すごく手間ひまかけているのがよくわかる。そんなに日当たりに恵まれているようには見えないのに、草木がとても元気で、紫蘇とかも育てていらっしゃる。土と水やりをとても丁寧に見てるんだろうなー。でも、猫に荒らされちゃわないかな?とも思いますが、きっと猫と一緒に生きるって、そういう被害を込めてそう在ることなんだろうな。
ああーいつか猫飼ってみたい!

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