・20代で隠居
週に二回介護の仕事をして、その収入(およそ7万円)で暮らしていく方法が書かれた本。
7万でもなんとかなるんだな!と思いました。
概算すると、家賃で三万円、光熱費水道費で一万円、通信費で6千円ちょっと。
後は食費や雑費という感じでした。収入が月7万であれば、県市民税は免除だし、国民健康保険料も年額で二万しないみたいです。
著者の方が野草を採ったり保存食にしたり、っていう工夫のほかにも、
お夕飯が早めだったり、一日の生活リズムがかなりきっちりされた方で、だからこそできる生活なんだろうな、とも思いました。
ううん…このライフスタイル、まねできるか。と問われると、ちょ、ちょっと待って…
と言わざるを得ないけど、こういう生き方もある、と思うとちょっと勇気出る、かな。
・幽霊塔
ジブリ美術館の幽霊塔展に行く機会があって、宮崎監督の漫画を読んで、
私も読んでみたくなって手に取った本。とりあえず60ページまで。
宮崎監督が主人公を高等遊民と表現していたので「あ、監督も『デート』観てたんだ」とちょっとうれしくなったのですが、高等遊民というのは明治時代から使われていた言葉だよ、と一緒に行った姉に教えてもらいました。そっか。監督も観てたかもしれなくはないけど。
お話のネタバレを含むので、以下はネタバレ注意!です。
まずは主人公(高等遊民)が育ての親であるおじさんの買った時計塔のある家を検分に行くところ。
おじさんはリノベーションして一家で住もうとしていた様子。先進的です。その家には、財宝があるとか、財宝を手に入れようとしたおばあさんが殺された、とか、いろんないわくがあります。怖いです。ちょっと住みたくないな…買うおじさんも豪胆ですが、主人公も肝が据わってます。高等遊民なのに。ちょっとわけてほしい。
で、その屋敷できれいな女のひとに会い、聞けば同じ宿に泊まっているというので夕飯を一緒にしたら、主人公の婚約者の反感を買って、後日会ったときに嫉妬した婚約者が女の人に虎をけしかけてすったもんだでなんとかなるところまで。
きれいな女のひとは本当に野末さんなのか?
手袋にはどんな意味があるのか?
おじさんは彼女を見たときなぜ気絶したのか?
婚約者はどこへ消えたのか?
屋敷にはどんな秘密が隠されているのか?
まだまだ謎がいっぱいです。
でも『古い洋館』『時計塔』『素性の謎な美女』とか聞くだけで、わくわくします。
ちょっとずつ読んでいけたらいいな。
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