2017年5月29日月曜日

ゲーム感想②

ゲームの感想置き場です。
ジャンルごったなうえ、ネタバレ多数のためご注意ください。

今回は「戦国BASARA」「三国恋戦記」「テイルズオブイノセンス」

続きからです。





「戦国BASARA」(無印)

超ヒットした「戦国BASARA」の最初の作品。
それまでの戦国ものとは一線を画したキャラクター達と、その織りなす驚きの連続のストーリーで有名になった作品ですが、やっぱりキャラクターが見事な造形でした。超絶ハイテンションで、それでいて史実も鑑みているこのバランス感すごい。考えた人は相当戦国時代好きなんだろうなあ。
信玄と幸村が師弟関係でただひたすらに殴り合うとか、どうすれば考えつくんだろう!

竜の爪を表現するのにキャラクターに六本の刀を持たせるというのも、その発想がすごい!
中国では、五行を示すために竜の爪(指)は五本で描かれると聞いたときは「日本は三本でよかったね、筆頭!」と思ったものです。

この作品で真田幸村に「ものすごいバカ(いい意味で)だけど、いくさ(ひとごろし)に関しては類まれなセンスを発揮する」と自分の中でイメージを作ってしまったので「真田幸村は智将である」とか言われると「マジかよ」と思います。でも大河を観て、大分先入観は払拭できたかな…

エンディングがなんだか、マルチバッドエンディングで、それも驚きでしたね。
佐助エンドの後どうなったんだろう…ひい。

「三国恋戦記」

三国志演義の世界を舞台にした乙女ゲーム。
主人公の花は、図書館にあった本を開いてすぐにこの世界に飛ばされて、策が浮き出でるこの本を頼りに三国時代を駆け巡ります。最初は玄徳(劉備)のいる蜀から。三顧の礼のあたりから物語がスタート。ルートによっては魏、呉、蜀のどこでも活躍します。
あまり三国志詳しくないんですが(高校の古典の授業レベル)それでも十分楽しめる内容でした。

特に印象深いのは孔明ルート。
ぽっと出の花にいきなり孔明の弟子、という称号を背負わせて戦場に送り出すとんでも師匠ですが、そんな驚きの行動のすべてに理由がちゃんとあって、噛めば噛むほど味の出るキャラクターとストーリー…

実は孔明が幼いころに、本の不思議な力で過去に飛ばされてきた花とすでに出会っていて、助けられて一緒に時間を過ごして、そのころすでに花に好意を抱いていて、でも最初と同じように唐突に花が帰ってしまった。
そして孔明は花の影を追って勉強して、伏龍と呼ばれるほどの実力をつけていく。星が読めるようになって(この世界では星が読めると大体の未来がわかるみたい)、花が未来にいることを知って、異世界から来たことを知って、花を助けるために、いろんな「お膳立て」を整えていく。
さらに孔明は花が帰っていくまでの未来しか読めていなかったから、孔明は自分が生きている世界が、花にとっては本の中(フィクション)だとわかっていた、ということなんだろうな、と思います。そのうえで、現実を生きるべきだ、と思って突き放したんだろうなあ…とか思うと、孔明を選んでくれる花ちゃんでよかったよ…
恋愛ゲームの主人公には、このくらいの恋のために突き動かされる恋愛脳があっていいと思うんだ…

近々続編が発売されるそうで、それもやってみたいなあ。でもハードがPCだと、なんだかちょっとハードルが高いなあ。


「テイルズ オブ イノセンス」(DS版)

自分が筋骨隆々の大男で、大剣を持って大活躍する不思議な夢を見る主人公の少年ルカは、ある日夢で見た不思議な力を覚醒させます。しかしそれは異能者と呼ばれる、国家による迫害、捕縛の対象となる力でした。
同じ力を持つイリアやスパーダと共に逃げるようにして始まった旅は、次第に世界の秘密を知るものになっていき…というストーリー。
異能の力の正体は神の力。天上世界で神だった者が転生してもなお引き継いだ力。ルカは、前世の将軍アスラの力を受け継ぎ、前世からの因縁を断ち切り、絆によって世界を救うのでした。

ルカとイリアとスパーダの関係性が好きでした。一見いじめられっこといじめっこなんですけど、前世での罪悪感を踏まえたうえでの、今新しい関係を作っていく感じというか、前世があるからこそのこの態度なんだけど、前世を引きずらない今を生きていく感じというか。
同じか。

0 件のコメント:

コメントを投稿